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6月23日(土)がんと妊孕性(にんようせい)秋田魁新報
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    JUGEMテーマ:がん全般

    6月23日(土)秋田魁新報 聴診記

    「がんと妊孕性」について投稿しました。

    聴診記妊孕性jpeg001.jpg

    以下原文です。

    かつて20代で乳がんの治療を受けた患者さんから「子どもが生まれました」と最近連絡をもらいました。温存した乳房に放射線治療を行ったので、母乳が出るか心配していましたが「母乳で育てることができた」とのことでした。若くして乳がんの治療を受けた患者さんが結婚、出産し、子どもを育てていることを、主治医として大変うれしく思いました。

     日本では乳がん患者の約5%が40歳未満で、がんを発症した時点で将来の妊娠、出産を希望する人も少なくありません。がん治療による不妊は、若年がん患者の治療後のQOL(生活の質)を下げる要因の一つとなっています

     昨年10月に閣議決定された第3期がん対策推進基本計画には、取り組むべき施策として「国は、関係学会と協力し、治療に伴う生殖機能などの影響など、世代に応じた問題について、医療従事者が患者に対して治療前に正確な情報提供を行い、必要に応じて、適切な生殖医療を専門とする施設に紹介できるための体制を構築する」と明記されています。

     5月中旬、国立京都国際会館で第26回日本乳癌学会学術大会があり、若年のがん患者の生殖機能保護のセッションに参加してきました。一般にはなじみが薄いと思いますが、生殖機能のことを医学用語では「妊孕性」(にんようせい)と言います。

     乳がん治療に使う抗がん剤は、卵巣の機能に影響を与えるものが多く、一時的、あるいは恒久的に無月経になります。月経が再開しても原始卵胞(卵子の源)の数が減少し、不妊になる可能性が高くなります。

     そこで、患者の妊孕性を保護するためには、治療前に卵子を採取して凍結し、治療終了後に融解して移植するのが基本です。パートナーがいない場合は、凍結保存しておいた卵子で将来、人工授精を行い、移植することになります。

     パートナーがいれば、卵子採取後に人工授精を行い、それを凍結保存しておきます。1回の月経で採取できる卵子は1、2個と少ないため、効率よく行うために卵巣組織そのものを採取し、凍結保存する方法も研究されています。

     こうした妊孕性温存治療は自費診療のため、年間百万円を超える場合もありますが、自治体によっては補助制度もあります。県内では従来、人工授精などを行っている産婦人科で実施してきましたが、秋田大学でも現在、取り組みが進められています。

     がんになっても普通の暮らしができる本県でありたいものです。生殖機能の保護については、抗がん剤治療前に主治医や病院の相談窓口で相談することをお勧めします。

     (はしづめ・たかひろ はしづめクリニック院長、秋田市)

    posted by: hashizume-c | 医療 | 07:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - |









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