Search
Calendar
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>
Recommend
 (JUGEMレビュー »)

秋田の山ガール「ばりこ」が、山登り初心者から達人までに成長する姿が秋田の山と個性的な仲間との山行を通して成長していく姿が描写されています。
Recommend
がん治療中の女性のためのLIFE&Beauty
がん治療中の女性のためのLIFE&Beauty (JUGEMレビュー »)
さとう 桜子
がんでも美しく輝く女性でいよう

日常のスキンケアやメイクなど経験者ならではの工夫が満載。患者さんやご家族へのプレゼントにも最適です。ご一読ください。
Recommend
蜜蜂と遠雷
蜜蜂と遠雷 (JUGEMレビュー »)
恩田 陸
迫力のあるピアノの音律が文書から浮かんできます。一度読みだすと止まりません。必読書です。
New Entries
Recent Comment
Category
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
3月23日(土)秋田魁新報聴診記 患者の意思決定支援
0

    JUGEMテーマ:がん全般

    3月23日患者の意思決定について、秋田魁新報に投稿しました。

    聴診記意思決定002.jpg

    以下本文。         

     人工透析治療を巡る問題について、さまざまな報道を目にします。「透析を中止すれば死に至ることが分かっているのに、医療者側が透析をしない選択肢を提示して、患者が死亡した。このような選択肢を示して良いのか」という論調には、違和感を覚えます。私は透析治療の専門家ではありませんが、がん治療でも同じような場面があります。

     病気が進行し治癒が見込めなくなった段階で、医療者は患者に「今後、何を優先していくべきか」を相談します。治療を受ける意義や、受けない場合に起こり得ることを説明した上で、本人の意思を尊重し、その後の治療やケアに当たります。

     九州のがん専門病院が、病状が進行した患者397人を対象に問診票を用いて行った調査があります。「標準的ながん治療の継続が難しくなった場合でも、わずかな効果が期待できる可能性があるのなら、つらい副作用があってもがん治療を継続したいか」を聞いたところ、「継続したい」「少し継続したいと思う」が合わせて55%(218人)に上りました。

     この病院では日常的に、問診票を活用して患者の意思決定を支える取り組みが行われています。問診内容は治療面だけでなく、病気や生活上の気になること、体の症状、気持ちのつらさなど13項目に及びます。

     例えば、自分らしく過ごすために▽医師と話し合って治療を決めること▽体に苦痛を感じないこと▽自宅や病院など自分の望む場所で過ごすこと▽希望を持って過ごすこと▽人に迷惑をかけないこと―について、それぞれを大切に思う度合いを5段階で聞きます。

     また「今までの生活を維持するために、がん治療と共に、あるいはがん治療よりも優先したいことがありますか」という問いには、回答者が具体的に書き込むようになっています。

     調査では「家族のために最期まで精一杯治療を受け続けたい」「抗がん剤治療ではなく自分らしい生活を大事にしたい」「治療はせずに家で好きなことをして過ごしたい」といった回答が報告されました。

     こうしたやり取りを通じて医療者側は、患者が大切にしていることや、治療に対する認識などを本人と共有できるようになり、患者の望む治療が円滑に進みます。もちろん、回答できない場合や気持ちが変わる場合があることが前提です。

     大事なことは、「本人にとっての最善」を患者や家族、医療者が共有し、十分に悩んだ上で結論を出すことではないでしょうか。そうしてたどり着いた答えであるなら、それが正解と言えるのだと思います。最終的に出た結果を問題にするのではなく、結論に至るまでの過程を大切にすることが求められているのです。

     (はしづめ・たかひろ はしづめクリニック院長、秋田市)

    posted by: hashizume-c | 医療 | 08:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - |









    この記事のトラックバックURL
    http://hashizume-c.jugem.jp/trackback/738
    トラックバック